行き詰まった人生、その後…

my職業isひきこもり

本気になれない

僕には正社員になりたいという気持ちがなかった、


というよりなるのが嫌だった



正社員でする仕事としてまず思い浮かんだのは、


スーツを着て、ネクタイ締めて、革靴履いて、、


会社と呼ばれる所に通って仕事をする会社員


最近では少し使われなくなった言葉だが、


いわゆるサラリーマンと呼ばれる職業だ



だが僕は10代の頃からすでにサラリーマンにはなりたくないと思っていた


それは様々な理由があるが、サラリーマン的な職業が嫌いだと思っていたことと、僕に人間力がなかったからだと思う


だから僕は理系の大学へ進学し、技能を身に付けて、資格を取り、それを仕事としていこうと考えた


それは、僕に人間力がないから資格に頼ろうという、逃げの戦略だったのかもしれない


でもその大学も、どこかの会社に就職して、技能職に就くことが目的の所だった


それが直接の原因ではないが、結局大学は中退した


その後、人生は行き詰まった


何かをやろうとあれこれ考えても、具体的にやる気にはなれず、何もできなかった


そして、月日は流れていった


今思えば、若い頃の僕には真剣に生きていこう何かをやろうという気が足らなかったのかもしれないが、


育ちの悪さ、精神的な障害や病気で、何かをする能力がなかったんだと思う


ここ20年くらい、僕は自分の良くない部分を直そうと、反省的な内観や瞑想のようなこと、真なる自分は何なのかということを考えたり、自己啓発の本を読んだりしてきた


だが、実際に何か行動を起こすことはできなかった


自分の人生がわからなかった


心苦しかった


何とかしようしなくてはならないと毎日考えていた


でもわからずできずだった



最近読んだ本に
[人間には問題を解決する能力はない。あれこれせず疲弊した心を休ませろ。諦めろ。そうすればいずれ時間が解決する]
ということが書いてあった


「問題は解決するな」Kan.著
という本です


その方は、かつて人生に行き詰まり、4ヶ月くらい何もしなかったそうです


散歩もしない、本も読まない、瞑想も運動もしない、人とも会わない、かといって何かを待つわけでもない、、
食事も最低限しかとらず、ただひたすら寝ていたそうです


おそらく家族に世話をしてもらっていたのだと思いますが、屍のような状態だったそうです


そして4ヶ月後、時がきたのかやるべきことがわかったのか、見事に行動を始め立ち直ったたそうです



今の僕はそういう時なのかもしれないと思った


無理に何かをしよう、考えようとせず、ある意味諦める


そうしたら、問題なんてないようにも思えた


すべてはなるようになる


大丈夫だ


そういう境地に近づいているのかもしれない