病気が直らない理由
今から15年前、気分的に、精神的に、非常に苦しくなった
自分の心が裏返るような、自分の中に自分ではない何かが入ってくるような、、、
それで、精神科に診てもらうことにした
その後、大学病院に転院し、統合失調症に近い、との診断を受けた
薬を処方され、それを飲んでいたのだが、最初の2~3年は気分的、精神的にかなり苦しかった
だが、その後は、薬を飲んでいる限り、大体落ち着くようになった
しかし、集中力がなかったり、疲れやすかったり、完治はせず、それ故、働くことなどはできない、と思っていた
僕は、心理的アプローチで何とか直そうとしてきた
しかし、なかなか上手くいかない
だが、直らない理由がわかった
それは、‘直ったらどこかに所属しなくてはならない’と心の奥底で思っていたからだ
具体的には、毎日どこかに通って働かされる、やりたくないことをやらされる、
そこで、自分だけ人の輪に溶け込めなかったり、仕事が上手くできなかったり、と自分の中にある‘内なる子供’が思っていた
僕は、学生時代、子供時代に人間関係でトラウマがある
学校や、よその子との遊びの中で、自分だけ溶け込めない、
何をしたらいいのかわからない、
そこへいてもいいのかどうかもわからない、
そういう状況が多々あった
障がいかもしれないが、他の人が普通にできることが自分だけできない、というのが多々あった
それでも、学校へ行け、よその子と遊べ、
例え、いじめられてもついて行け、
というのが親の絶対命令だった
苦しかったし、上手くできなかった自分に罪悪感みたいなのもあった
それが、繰り返されると思っている自分があったから、病気が直っては困る、としてしまっていた
それと自由に旅行に行ったりすることもできなくなると思った
それに気づいた
病気、障がい、を直すことを考えるよりも、それが直ったとしたら、それがないとしたら、自分は残りの人生で本当に何をしたいのか、ということを考えたほうがいい、
人の数だけ生き方はある
自由で自分らしい生き方を見つけたい
もちろん、それで自立したい
そう思った